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【コラム】第15回 フィーチャーストーリー 森田真結子プロ ~ダーツに関わる全ての人を喜ばせたい~

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華やかな女性プレイヤーが活躍するJAPAN LADIES。中でもとくに注目を集めるプレイヤーのひとりが森田真結子プロです。メディアへの出演をはじめ、SNSを活用した発信など、積極的にダーツを広める姿が印象的。そんな森田プロは、どのようなきっかけでダーツを始め、プロとして活躍するに至ったのでしょうか。今回は、過去を振り返りながら現在のスタイルにいきつくまでの道のりについて聞きました。


■自分の世界が一気に広がったダーツバーでの日々

子供の頃からダーツのプロが身近にいるなど、プロになるには環境が大きく影響するものです。そこで、森田プロにダーツを始めた当時のエピソードを語ってもらいました。

「ダーツを始めたのは大学生の頃です。友達がダーツバーで働いていたので遊びに行ったことがきっかけでした。ハマった理由はさまざまな人たちと交流できたからです。年齢もバラバラで、IT系の技術者や営業職、デザイナーなどいろいろな方がいました。話してみると知らないことだらけで、自分の世界が一気に広がるのを感じたんです。大学で過ごすよりも断然おもしろくなって、学校が終わるとすぐにダーツバーに通っていました。またダーツというスポーツに、すごく力があると感じたことも理由のひとつです。それまで私が"大人"という人たちに抱いていた印象は、通勤電車にゆられて疲れ切っているイメージでした。しかし、ダーツをしている方々は、とても生き生きしていて見ているだけで一緒にプレイしたくなりました。気が付いたらダーツの魅力にハマっていましたね」

プロのなかには初めてダーツに触れた時から、まわりよりも秀でていたプレイヤーもいるものです。森田プロはダーツを始めた頃から手ごたえを掴んでいたのでしょうか?

「まったく手ごたえはありませんでした。すごく下手だったので(笑)。ちなみに、それまでスポーツに全く触れておらず、中高はずっと茶道部に所属していました。ダーツを始めた当初はそれほど勝ちたいという気持ちはなく、ただ楽しいからやっていただけで、プロになろうとも考えていませんでした。初めてプロを意識したのは、渋谷で行われた地域トーナメントに出場した時だったと思います。最後の一投を私が決めて、初優勝できたんです。"52"をブルと2で上がった時の興奮は今でも鮮明に覚えています。応援していたチームの皆が自分のことのように喜んでいて、スポーツの素晴らしさを初めて知った瞬間でした。それからもっと大きな舞台で戦ってみたいと思い始めてプロに興味を持ち、大会にも足を運ぶようになりました。壇上の女性プレイヤーが、多くのギャラリーの視線を集めながら投げている姿を見て『カッコイイな』、『私もああなりたい』と思いましたね」


■"25歳までにプロとして生活できなかったら諦めよう"

1つの勝利からプロへの憧れが芽生えた森田プロですが、実際に資格を取得するのはそう簡単ではありません。プロ試験に合格するまでの道のりを聞きました。

「プロのライセンスを取得したのは2013年です。プロを意識し始めてからは順調にレーティングがあがりましたが、急に思うように投げられなくなり悩む時期がありました。今振り返えると『もっとうまくなりたい』という気持ちが強くなったからだと思います。伸び伸びと投げることができなくなり、フォームのバランスが崩れていました。その時は、本当に悔しかったですね。終電の時間まで渋谷で投げて、帰ってから地元のダーツバーに行き、ひとりで泣きながら朝まで投げたこともありました。その成果もあって、大学在学中にプロ資格を取得することができました」

大学在学中に試験を突破した森田プロ。卒業後は一般の会社に勤めるなど、ダーツのプロ以外の道もあったはずです。なぜプロの道を選んだのでしょうか?

「今となっては笑い話ですが、ある日大学に行ったら除籍になっていたんです。授業に出席して、課題も提出していたにもかかわらずパソコンにIDとパスワードを入れてもログインできなくなって(笑)。学生課に訊くと『森田さん、あなた除籍になっています』と。『就職して安定した暮らしができる』と思っていたので凄くショックで、何もやる気が湧かず『将来どうしようか』と...。落ち込みましたね。その時に改めてやりたいことを考えて、『唯一打ち込んでいることがあるじゃん』と気がついたんです。それがダーツでした。両親からは『就職しなさい』と言われましたが、本気でプロとして活動することを決め『やりたいことを見つけたから、25歳まではダーツをやらして』と伝えて。25歳までにプロとして生活できなかったら、諦めようと思っていたんです。プロ1年目は4つバイトを掛け持ちながらお金を稼いで、参加できる大会にのみ出場していました」


■支えてくれている方々のために、プロとしてできることは何か

現在はテレビを始め、雑誌などで幅広く活躍している森田プロ。1年目は、どのように活動していたのでしょうか。当時を振り返り語ってもらいました。

「試合では、なかなか思うような結果を残すことができませんでした。スポンサーを背負って戦っている以上は、当然ですが成績を残して表彰台にのぼることが恩返しになります。しかし、それができない私にも、『プロとして何かしらできることがあるのではないか』と思いました。そこで実践したことが、ブースを手伝うことでした。お客さまに商品の良さを伝えると同時に、『森田真結子』というプレイヤーを知ってもらえますから。当時働いていたダーツバーの名刺をブースの前で配りながら、商品の紹介をしていたんです。またSNSやブログを活用して商品のアピールも始めました。そして徐々に認知度が高まり、現在のスタイルにたどり着いたんです。もちろん、結果を残せていないにもかかわらず表に出ていることに対しての批判は受けます。『有名になりたいから、プロをしている』という声を聞いて、悔しい経験をしたこともありました。しかし私は『勝ちたいから、プロをしています』。勝ちたいんです。厳しい意見を受けてもへこたれずにここまで続けることができたのは、その気持ちがあるからです。たまに、泣くこともありますが(笑)」

インタビューを通して、ダーツに対する熱い気持ちが伝わってきた森田プロ。またプロとしてファンはもちろんのこと、ダーツに関わる全ての人を喜ばせたいという、サービス精神の高さも感じました。これからさらなる盛り上がりを目指すJAPAN。ダーツで繋がった温かな輪の中心には、森田プロの姿があることでしょう。

▼選手名鑑(森田真結子プロ)
http://livescore.japanprodarts.jp/directory_detail.php?p=1988

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