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【コラム】第19回 フィーチャーストーリー鈴木未来プロ~さらなるステップアップを求めて~

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日本はもちろんのこと、世界からも注目を集めているプレイヤー鈴木未来プロ。2019年の1月12日に開催されたレイクサイド世界選手権での優勝は、とくに強く印象に残っています。今年度はさらなる飛躍を求めて、海外での試合に力を入れると公言。今回はそんな鈴木プロに、世界のトッププレイヤーと対戦するなかで感じたことや、今後の目標について聞きました。

■世界のトッププレイヤーと戦うなかで感じたこと

今年度は世界大会への出場を増やしたいと語る鈴木プロ。日本だけでなく、海外にも積極的に挑戦する理由を聞きました。

「2019年のレイクサイド世界選手権で優勝し、海外で名前が浸透した今が、一番良いタイミングだと思っています。『凄い日本人がいる』ということを、もっと知ってもらえる良い流れが出来ていますから。ちなみに、世界のトッププレイヤーと戦うなかで、マイペースで練習をする、好きな時にご飯を食べるなど、試合外の時間から自分のペースで過ごしている選手が多いと感じました。まわりに振り回されずに、心技体のコントロールを常に心掛けていたんです。一流の選手と戦うと学ぶことが本当にたくさんありますから、これからも積極的にチャレンジしてスキルアップに繋げていきたいと思っています」

■スティールに取り組むことで感じたこと

高いレベルを維持するためには、現状にとどまるのではなく、常に変わり続けることが求められます。そこで鈴木プロに、ここ数年で感じる変化を聞きました。

「スティールダーツにも力を入れ始めたので練習量が増えました。ソフトとスティールの両方に取り組むことはメリットとデメリットがあると思います。メリットとして、ソフトはスティールに比べて的が大きいので、投げる前に『入るな』という気持ちが自然と湧いてくるんです。一方デメリットは、やはり道具の違いに影響を受けてしまいます。実際に投げてみると届かないことや、逆に届き過ぎてしまうこともあるんです。そこを調整しながらプレイする必要はありますが、私はメリットの方が大きいと感じているので『ソフトを極めてからスティールを始めよう』などと考えずに、始めから両方に取り組めばいいと思っています」

■ステップアップのためには地道な努力を

大きな舞台での活躍により、世界からの注目も高まっている鈴木プロ。今後はどのような展望を持っているのでしょうか?

「本当に少しずつ少しずつ、実力を上げていきたいと思っています。急激に数字が伸びたときは、大体そのあと一気に落ちますから(笑)。数字が伸びたときは、何かしらの大きな変化が自分に起きているけれど、その変化が何か自分で理解できていないことがほとんどです。『なぜか分からないけど調子がいい』みたいな感じですね。そしてその"良い影響を与えた変化は何か"を考えてしまうと、悩んで調子を落とすことに繋がります。現状からステップアップするには、数字の伸びに繋がる変化を理解している必要があるんですよね。でもそのひらめきがいつ訪れるかは私にも分かりません。1年後かもしれないし3年後かもしれないです。ですので、地道に頑張ろうと思います。」

STAGE 1の優勝後に「負けたくないので、出場する試合は全部勝ちたい」と語った姿が印象的だった鈴木プロ。インタビューを通して、現状に満足せず常に挑戦を求めていると強く感じました。今年度も鈴木プロのますますの活躍から目が離せません。

▼選手名鑑(鈴木未来プロ)
https://livescore.japanprodarts.jp/directory_detail.php?p=2080
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