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【第25回フィーチャーストーリー 鎌田恋プロ】~偶然のきっかけからJAPANの舞台へ~

25.jpg トッププレイヤーの華麗なプレイが会場を盛り上げているJAPAN LADIES。実力者の活躍だけでなく、勢いのあるニューフェイスの登場も見所のひとつです。そんな中で、今シーズンの前半戦で最も印象に残る若手プロのひとりが鎌田恋プロ。現在21歳でダーツ歴はわずか4年にもかかわらず、STAGE 6 広島で準優勝という好成績を残し一気にブレイクを果たしました。今回はそんな鎌田プロにインタビュー。ダーツを始めたきっかけや、現在抱えている課題などについて聞きました。

■偶然のきっかけからダーツの道へ

友人の誘いでアミューズメントスポットを訪れたり、パーティの二次会がたまたまダーツバーだったりなど、プロがダーツを始めたきっかけはさまざまです。鎌田プロはどのようなきっかけでダーツの世界に足を踏み入れたのでしょうか?

「初めてダーツに触れたのは17歳の時でした。その頃は接客業に関心がありアルバイト先を探していましたが、求人サイトに載っていたお店にそれほど魅力を感じなかったので、思い切って募集していないお店に電話をかけてみようと思ったんです。スマホで飲食店の検索サイトを開き、適当に画面をはじいて指で止めた所に電話することを決めて実行したところ、止まったお店がたまたまダーツバーで(笑)。そのお店が浴本昇吾プロをはじめ、プロが多く集まるお店だったので指導をしてもらいながら徐々にダーツにハマっていきました。当時は18時ごろに出勤して翌日の2時まではお客さまと一緒に投げて、閉店後はそのままお店に残ってお昼くらいまで練習していたと思います。その姿を見ていた浴本プロがダーツセットをプレゼントしてくれて、とても嬉しくてさらに熱が入るようになりました」

■さらに強い相手を求めてプロの世界へ

高い技術を持っていても、強い気持ちがないとプロを目指さないものです。そこで鎌田プロがJAPANに参戦した理由について聞きました。

「JAPANに参戦した理由は、強い相手と戦いたいと思ったからです。当時は私の近くにまだLADIESプロがすくなかったので、トッププレイヤーと戦う機会がなかなかありませんでした。そこで、プロの大会に出場すればハイレベルの選手と試合ができると思ったんです。ダーツを開始してから1年後にライセンスを取得して、2017年度シーズンからJAPANに参戦を始めました。初めての試合ではロビンを抜けることができましたが2回戦で負けてしまって、それから入替戦を突破できたのが今シーズンのSTAGE 5なので約2年間はなかなか勝てずに苦しみましたね」

■課題はメンタルと身体のバランスを取ること

今シーズンのSTAGE 6 広島で準優勝を果たした鎌田プロ。好成績を残した要因は、どのようなポイントにあったのでしょうか?

「メンタルと身体の動きがフィットしたことが好成績につながった要因だと感じています。調子が良いときは、狙った場所に飛ばなくてもまったく気にならず『私なら入るから大丈夫』と思えるんです。しかし、結果がでない時は『何でずれたんだろう』と考えてしまって『もう少し横に立ち位置を変えてみよう』などと余計なことで頭がいっぱいになり、どんどん悪循環に陥ってしまいます。私はまだメンタルと身体のバランスを思うようにコントロールできないので、そこがこれからの大きな課題です。ちなみに準優勝した直後はかなり調子が落ちてしまい調整するのが大変でした」

些細なフォームの乱れから思うようにプレイができなくなってしまうダーツ。キャリアハイの準優勝という成績を残した直後に調子を崩してしまった理由を鎌田プロに聞きました。

「おそらく試合の動画を観たことが理由だと思います。日頃の練習でも、ときおり動画を撮ってフォームをチェックしていますが、試合の動画は正面から撮られているアングルがあるなど、普段は観られない角度から自分のフォームをチェックするため、自然と『手首をもう少し横に構えたほうがいいかな』などと考えながら観てしまうんです。それが無意識のうちにフォームに影響を与えて、調子が崩れてしまったのだと思っています」

今年も若手プロが凌ぎを削るスポーツダーツ選手権大会U-22への出場を決めている鎌田プロ。大会への意気ごみを語ってもらいました。

「今年で3回目の出場で初参戦の時はトーナメントの2回戦で負けてしまい、前回はロビンで敗退してしまいました。今回は年齢的にラストイヤーになるので、いいプレイができるように練習を積んでいきたいです。U-22にはJAPAN LADIESの強いプロが他にも参戦するので厳しい試合になると思いますが、負けないようにがんばります」

インタビューを通して、日々の地道な努力が成果に現れていると感じた鎌田プロ。今後の目標として「安定感のあるプレイで常にLADIES 8に残りたい」と語ってくれました。これからも華麗なプレイで観客を魅了する鎌田プロの活躍に注目です。

▼選手名鑑(鎌田恋プロ)
https://livescore.japanprodarts.jp/directory_detail.php?p=2629
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