SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN

TOPICS

TOPICS一覧

コラム

【第32回フィーチャーストーリー 勝見翔プロ】~小さな改善の繰り返しが上位で戦い続けるカギ~

32.jpg 長年活躍を続けているトッププレイヤーの磨き抜かれた技術が、観客を魅了しているJAPAN。しかし勢いのある若手プレイヤーを退け、常に好成績を残すことはそう容易ではありません。そのなかで、今シーズン輝きを放ったベテランプレイヤーのひとりが勝見翔プロ。STAGE 13 千葉では決勝戦でランキング首位の大城正樹プロをストレートで圧倒し、およそ2年ぶりに優勝を飾りました。今回はそんな勝見プロにインタビュー。試合中に心掛けていることや、上位で戦い続けるために必要な力などについて伺いました。

■クセを上手くコントロールすることが安定感につながる

STAGE 13 千葉で、2017年 STAGE 14 熊本以来の優勝を達成した勝見プロ。勝因はどのポイントにあったのでしょうか?

「クセを上手くコントロールできたことが大きかったと思います。自分の悪い部分が一度も現れない試合が理想ですが、緊張する展開が続くなかではどうしても表に出ることがあるんです。そのためクセを受け入れながらプレイすることが大切で、STAGE 13では思い通りにいかない場面でも『しょうがない。次のプレイで頑張ればいい』という切り替えがスムーズにできました。その気持ちが落ち着きを生み、優勝につながったのだと思います」

悪い部分を上手く抑えながらプレイできたことが勝利につながったという勝見プロ。そこで自身のクセについて詳しく聞きました。

「はっきりとしたフォームの乱れよりも、なんとなくプレイにひっかかりを感じることが多いため、なかなか言葉では説明しづらい部分があります。違和感を生むポイントが自分には2~3箇所あるんですけど、1つわかりやすい例をあげるとするなら、リリース時にダーツの先端が向く方向の違いです。普段からやや左を向いてダーツが手から離れていきますが、悪い時は向き過ぎてしまい、それがプレイの精度を落とす原因になります。そのため普段から『クセが出ないようにする』のではなく、『クセが出ても入るようにする』ことを意識しています。その方法のひとつがフォームを固めすぎないことで、投げている感触がよければ最低限のプレイができるので、多少フォームにバラつきが出てもよいと思っているんです。クリケットでいえばトリプルは外れても、シングルにはきちんと入るといったイメージですね」

■小さな改善の繰り返しが、上位で戦い続けるカギ

長年活躍しているプレイヤーであれば調子が落ち込む期間もあるものです。そこで勝見プロに、あと一歩で優勝に届かなったおよそ2年間について語ってもらいました。

「勝てない理由がわからなかったので、やはり辛かったですね。そのなかでも、少しずつフォームの改善を繰り返していたことが良かったと思います。グリップを浅くしたり逆に深くしたり、さまざまな方法を試していました。本当は同じスタイルでずっと投げ続けたいと思っていますが、コンディションによってしっくりフォームは変わってきます。その時、その時でより自分に合う投げ方を探すことは、とても重要だと思いますね」

■長期的に見れば、一時期の不調は問題ない

最後に勝見プロに、これから上位での活躍を目指すプレイヤーに向けてのメッセージをもらいました。

「チャンスが来た時にその流れを捕まえることができないので、まずは技術を磨き続けて欲しいです。そのために大切なのは、たとえ調子が悪くても試合に出続けることです。ツアーに参戦していなければ、トッププレイヤーのスキルを肌で感じることが出来ませんし、そもそも好機を作ることもできないので。確かに不調が続いていると、あまり気が進まないかもしれません。そんな時はあまり深く考えすぎないほうが、上手くいくと思います。身体とメンタルが噛み合わなくなって悪循環になりやすいですからね。ちなみに、かなり前にイップスになったことがあり、今振り返るとその原因は自分のフォームを意識し過ぎたからだと思っています。ダーツを楽しむ気持ちを忘れずに投げ続けていれば、気が付いた時には上達していますから、焦らず地道に取り組んで欲しいです。10年間ダーツを続けようと思えば、1年間調子が悪くても、何の問題もありませんから」

インタビューを通して、日頃の小さな工夫の積み重ねが安定感を生んでいると感じた勝見プロ。長年ダーツプロを続けている理由を聞いたところ「シンプルにダーツがおもしろいからです」と答えて下さいました。JAPANもいよいよ後半戦。再び決勝の舞台で観客を沸かせる勝見プロの姿に期待です。


▼選手名鑑(勝見翔プロ)
http://livescore.japanprodarts.jp/directory_detail.php?p=240

NEXT STAGE

FACEBOOK

ARCHIVES

  • ランキング

  • 試合結果

  • 大会詳細

MEDIA

  • DARTSLIVE.TV
  • JAPAN DARTS.TV