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【コラム】第10回 フィーチャーストーリー 岩田夏海プロ ~プレッシャーは楽しんだほうがいい~

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STAGE 8 広島で18連勝中だった鈴木未来プロを退け、STAGE 10 山形でも見事に優勝。2018年度ツアーで一気にブレイクを果たし、今最も注目を集めているプロのひとり岩田夏海プロ。今回は岩田プロがダーツをはじめたきっかけやJAPANに参戦した頃の思い出など、現在に至るまでの道のりを語っていただきました。


■ダーツに熱中。負けるのが悔しく投げ続けた日々。

ダーツ歴は8年ほどと言う岩田プロ。そもそもなぜ、ダーツをはじめたのでしょうか?きっかけとなった出来事やダーツにハマった理由を聞きました。

「ダーツをはじめたきっかけは、20歳の時に働いてたBARにダーツマシンがあったからです。負けず嫌いな性格なので遊びでも負けると悔しくて、自然と毎日練習をするようなりました。多いときは9時間ほど、平均すると1日6時間くらい投げていたと思います。その頃に印象に残っているのは、大和久明彦プロの成績をマシンのデータで見たことです。ランキングの上位を大和久プロが独占していて、初心者からすると信じられないスコアでした。『こんなにすごい人がいるのか』と、本当に衝撃でしたね。その後2012年にプロの資格を取得して、JAPANに参戦したのは2013年です。トッププレイヤーが真剣に投げ合っている姿を見て『カッコいい』と思いました。本格的にツアーを回りだしたのは2016年です」


■嫌いなことは負けて泣くこと。言い訳をいうこと。

ツアー参戦直後は思い通りのプレイができず、苦しむプロも多くいます。岩田プロにJAPANで戦いはじめた頃を振り返り、語ってもらいました。

「ロビンは抜けられましたが、トーナメント戦で思うように勝てなくて悔しかったです。それでも苦しいと思ったことは一度もありませんし、負けを引きずることもありませんでした。『相手のほうがすごかった』と思うしかないですからね。負けて泣くことや、言い訳をいうことが、昔から嫌いなんです。他にやるべきことはたくさんあるはずなので、すぐに次の試合に向けて技術を高めることだけを考えるようにしています」

今シーズン、鈴木選手に勝利してから躍進が続く岩田プロ。昨シーズンから変化したことはあるのでしょうか?

「気持ちの変化はありませんね。成績を残せていないときから『試合を楽しみたい』と思ってずっとプレイをしてきました。また、ダーツが好きでプロとして試合ができているのは本当にありがたいことですから、常に感謝の気持ちを持ってプレイしています。恵まれた環境のなかでトッププレイヤーと戦えることが本当にうれしいんです。最近は応援してくれる方も増えたので、その気持ちに応えられるように一投一投を丁寧に投げています」


■ダーツの楽しさを伝えられるプレイヤーを目指して

周りからの期待が高まるほど、プレッシャーは多くなるもの。今、最も注目を集めている岩田プロにこれからの目標を聞きました。

「ダーツの楽しさを伝えられるプレイヤーになりたいです。賛否両論はあると思いますが、私は試合中も楽しくてつい笑ってしまいます。とくに今シーズンは、LADIES8に残っているので本当に楽しいんです。強者と戦える特権をもっていますから。それをプレッシャーに感じるよりも、楽しんだほうがいいと思います。これからも観てくださっている方が『ダーツおもしろそう』『私もやってみたい』と思ってもらえるような試合を続けていきたいですね」

いつも会場でファンと楽しそうに交流する姿が印象的な岩田プロ。これからもプレッシャーを力に変えて、決勝の舞台で最高の笑顔を見せてくれることでしょう。


▼選手名鑑(岩田夏海プロ)
https://livescore.japanprodarts.jp/directory_detail.php?p=1926
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