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【コラム】第11回 フィーチャーストーリー 宮脇実由プロ ~地道な努力が実を結んだ、プロテスト突破までの道のり~

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トッププレイヤーがしのぎを削り、熱い戦いが繰り広げられるJAPAN。ベテランの磨き抜かれた技術が観客を魅了するいっぽう、毎年新たなプロが誕生し会場を盛り上げています。そんな選手たちはいったいどのようにしてプロになり、トッププレイヤーまで駆け上るのでしょうか?今回は、いま最も勢いのある若手のひとり、宮脇実由プロがプロ試験を突破し現在に至るまでの道のりについて迫りました。


■看護学校を辞め、プロダーツプレイヤーの道へ

22歳という若さで、JAPAN LADIESで活躍している宮脇プロ。初めてダーツに触れたのはいつだったのでしょうか?

「ダーツを始めたのは5年ほど前、高校2年生の頃です。ダーツにはそれほど関心がありませんでしたが、姉に誘われてダーツをプレイしたところすごく楽しくて、没頭するようになりました。当時は1日12時間ほど投げていたと思います。その後、鈴木猛大プロのプレイを見た時に衝撃を受けて、初めてプロを意識しました。高校卒業後は看護学校に進学し、看護師を目指しながらダーツの腕を磨いていましたが両立が難しく、どちらもおろそかになってしまったため学校を辞めて、ダーツバーで働きながらプロを目指すことを決心しました」

看護学校を辞めるという大きな決断をした宮脇プロですが、プロ資格を取得するまでにつらかった時期はあったのでしょうか?

「高校を卒業した頃が一番つらかったです。レーティングが15になったら試験を受けようと決めていましたが伸び悩んでしまい、グリップやスタンスなどフォームを全て変えて、一から自分のスタイルを作り直していきました。体に馴染んでいたものを手放したのでレーティングが一気に落ちて、13から8になってしまったんです。それでもプロになったら、上までいける自信があったのでひたすら練習していました」


■ほぼノーミスで実技を突破

2017年シーズンからJAPAN LADIESに参戦した宮脇プロ。どのような試験を通過してプロ資格を取得したのでしょうか?
「まずプロ試験には実技と筆記があります。私は神奈川県相模原市にある『Rally』というダーツバーで働いていたので、そこで実技の試験を受けました。JAPAN lLADIESの実技試験はSHOOT OUT で4500点以上、501(Open In/Master Out)6ラウンド以内フィニッシュを2回クリア、 CRICKET COUNT UP スタッツ3.5以上を2回達成が課題です。レーティングを15まで上げてから挑戦したので実技はほぼノーミスで合格できましたが、筆記は少し苦戦しました。内容はJAPANの概要や試合のルール、マナーなどが出題されます。試験の2週間くらい前から記載があるページを印刷して、ひたすら読んで覚えました。○×問題や選択問題がほとんどですが、ひっかけ問題も混ざっていたので難しかったです。本当にギリギリで合格しました。ちなみに筆記試験を受けたのは東京都で、今は神奈川県でも筆記が受けられる店舗がありますが当時はありませんでした」

■プレッシャーと戦うなかで感じたこと

BLUE SEASONは26位だった宮脇プロですが、RED SEASONに入り急浮上。6ポイント差で2位につけており、首位争いを演じています。そこで参戦した当時から現在までを振り返り、プロ生活について語ってもらいました。

「プロになった後は、プレッシャーが大きくて苦しかったです。結果を残さないといけないという思いから焦ってしまい自分のダーツができず、またイップスで投げられなくなるなど辛い時期が続きました。それでも、たくさんの人の支えがあったのでなんとかこうして続けられているんだと思います。これからプロを目指そうと思っている人たちには、ダーツが好きだということを忘れないでプレイして欲しいです。それがプロになる一番の近道かもしれません」

トッププレイヤーと戦うなかで、試合ごとに成長を続ける宮脇プロ。近い将来、決勝戦の舞台で最高の笑顔を見せる、宮脇プロの姿があることでしょう。


▼選手名鑑(宮脇実由プロ)
https://livescore.japanprodarts.jp/directory_detail.php?p=2672
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