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【第28回フィーチャーストーリー 岩田夏海プロ】~冷静に戦いながらも勝負所では攻めきれるように~

28.jpg 長いシーズンも折り返しを過ぎ、ますます激しさが増すJAPANの戦い。前半戦は勢いに乗り好成績を残していたにも関わらず、中盤戦にさしかかりなかなか勝ち切れないプロの姿も。緊張感のある試合が続くなかで、常に力を発揮することはそう簡単ではありません。そのなかで自身のダーツを展開し、上位で戦い続けているプロのひとりが岩田夏海プロ。現在はポイントランキングで4位と好調をキープ。またSTAGE 11終了時点で8度のLADIES8入りを果たすなど、安定感が光ります。今回はそんな岩田プロに、昨シーズンと変化した点や影響を受けているプレイヤーなどについて聞きました。

■課題は勝負所を逃さずに強気に攻めること

2018年度シーズンは年間ランキング3位と好成績を収めた岩田プロ。昨シーズンと比べて変化を感じているポイントはあるのでしょうか?

「安定感が増していると感じています。その要因は昨シーズンに比べて目の前の試合に集中ができているからです。前年度は常に優勝を意識しており、はやく流れを掴むことを大切にしていました。そのため調子に上手く乗れた時は一気に優勝まで駆け上ることができましたが、リズムを崩すと粘れずに負けてしまうこともあったんです。そこで最近は、常に今戦っている試合だけを考えています。それが落ち着いたプレイを生んで、安定した成績に繋がっているのかもしれません。しかし、優勝するためにはやはり勢いも重要です。今はその切り替えが課題のひとつで、冷静に試合をしながらも勝負所を逃さずに強気に攻められるようになりたいですね」

■刺激を受けるLADIESプロとは?

さまざまなプレイヤーと戦っていると年齢が近かったり、プレイスタイルが似ていたりと、意識を強く持つプロも出てくるものです。そこで岩田プロに、対戦するととくに力が入るLADIESプロについて聞きました。

「広瀬晴香プロと戦っていると熱くなりますね。広瀬プロの絶対に諦めない姿勢は凄いと思います。劣勢の展開になると次第に力が抜けていくプロもなかにはいますが、広瀬プロはどんな不利な場面でも勝ちを狙って撃ってくるんです。『まだ粘るのか』と感じることが多くあり、戦っていて本当に油断ができません。私自身が、そういった緊張感のある試合が好きなので、試合中にうれしい気持ちになるプレイヤーのひとりですね」

■的確なアドバイスをくれる心強い『師匠』

上位で戦うトッププレイヤーが数多く活動している千葉で技術を磨いている岩田プロ。日頃から指導を受けるプロはいるのでしょうか?

「行き詰った時に連絡をするといつも駆けつけてくれるので、大和久明彦プロにはとても助けられています。一緒に練習をしているとリリースのタイミングやテイクバックの方法などのアドバイスを、とても的確にしてくれるんです。また、ぼんやりとした感覚をイメージしやすいように伝えてくれるのでありがたいです。たとえば最近教わったことは手首の使い方です。ダーツを構える時は手首が反って手の平が上を向きます。その上に卵が乗っている様子をイメージして、ギリギリまで卵を落とさないようにリリースをする。このように具体的な考え方を知るととても勉強になるのでうれしいです。本当に学ぶことが多いので、大和久プロのことは『師匠』と呼んでいます(笑)」

インタビューを通して、日頃の地道な努力が実を結んでいると感じた岩田プロ。今後の目標として「その日のコンディションに合わせて柔軟にプレイできるようになること」と語ってくださいました。これからも、華麗なプレイで観客を魅了し続ける岩田プロから目が離せません。

▼選手名鑑(岩田夏海プロ)
https://livescore.japanprodarts.jp/directory_detail.php?p=1926
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