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【第33回フィーチャーストーリー 西川利一郎プロ】~劣勢でも自分のプレイを~

33.jpg JAPANの戦いもいよいよ終盤戦。若手が頭角を現し会場を盛り上げる一方、常に上位まで勝ち上がるトッププロの熟練したプレイも印象的。日々のコンディションを調整し、好成績を残し続けることは容易ではありませんが、そのなかで抜群の安定感を見せているプロのひとりが西川利一郎プロ。なんと2018 STAGE 11から連続してBEST32以上をキープし続けています。今回はそんな西川プロにインタビュー。今シーズン好調の理由や、フォームのこだわりについて伺いました。

■勝負を分ける場面で手ごたえを感じた今シーズン

STAGE 15終了時点でランキング9位と好位置につけている西川プロ。好調の理由はどのようなポイントにあるのでしょうか?

「試合の勝敗を分ける場面での集中力が上がったことが、好調につながっていると感じています。シーズンを振り返ると、ランキング上位のプロにも何度か勝つことができたので『一瞬の力はトッププレイヤーにも負けていない』と自信がつきました。しかし1日を通しての安定感は、まだ足りていないと感じています。とくにTOP16に入った次のSTAGEでは、思うようなプレイができていません。予選からのスタートの時はロビンを通して自分の調子を整えることができますが、入替戦からのスタートでは、なかなか自分のコンディションを把握しきれないためです。エキシビションの数試合と試合前の練習のなかで、その日のベストな状態を作る技術を身に着けることがこれからの課題です」

■印象に残っているSTAGE3 岐阜での一戦

長いシーズンのなかでは憧れのトッププレイヤーを退けるなど、ランキング浮上のきっかけとなる一戦があるものです。そこで西川プロに、今シーズンの印象に残っている試合について聞きました。

「相手のペースに引きずられることなく自分のダーツを展開できたので、STAGE 3 岐阜での小野恵太プロとの入替戦はとても印象に残っています。試合では2レグ目に自分がミスをしたことで小野プロにワンチャンスを与えてしまい、ゲーム序盤は完全に相手の流れでした。3レグ目でも小野プロが3連続ベッドを出しかなり追い込まれましたが、そこから粘ってレグを奪取し、試合を制することができました。劣勢の状況でも自分のプレイができたので、大きな自信につながった一戦だったと思います」

■クローズスタンスに変えた理由とは?

安定感のあるダーツが魅力的な西川プロ。フォームで意識していることはあるのでしょうか?

「あまり周りのプロには流されず、自分のフォームを作ることを心掛けています。フォームを修正することも多く、たとえば当初はオープンスタンスでしたがしっくりこなかったのでクローズスタンスに変えました。スタンスの変更と合わせて取り組んでいたことが、後ろ足をできるだけ自分の背中側に置くことです。胸が広がり、身体がまっすぐに固定されている状態を思い浮かべてもらえるとわかりやすいと思います。上からフォームを見ると、頭と両肩が一直線上にあるイメージですね。理論上、身体をまっすぐに構えて自然と腕を振り下ろせばダーツはストレートに飛んでいくはずと考えて、時間をかけて矯正をしました。これからもさらに安定したプレイができるように、日々の練習から取り組んでいきたいです」

インタビューを通して客観的に自分のプレイを観察している姿勢が、印象的だった西川プロ。これからの目標については「とにかく優勝をして自分をアピールしたいです」と答えて下さいました。JAPANもいよいよ終盤戦。初の決勝の舞台で躍動する西川プロの姿に期待です。

▼選手名鑑(西川利一郎プロ)
https://livescore.japanprodarts.jp/directory_detail.php?p=684
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